代表コラム
【代表コラム】|色は豊かさの象徴か?― カルビーポテトチップス“モノクロ化”から読み解く色と社会 ―
カルビーのポテトチップスが、期間限定で白黒パッケージになるというニュースは、多くの人に驚きを与えました。
しかしこれは単なるコスト削減の話ではありません。
むしろ、色と社会の関係性が浮き彫りになった象徴的な出来事だと捉えています。
歴史的に見ても、色は常に“余裕”と結びついてきました。
例えば
・戦時中や物資不足の時代 → 印刷は単色・簡素化
・高度経済成長期 → カラーテレビ・カラーパッケージの普及
・バブル期 → 高彩度・多色・豪華なビジュアル
つまり、
色が増える=社会が豊かになる
という流れが存在します。
今回のモノクロ化は、その逆の動きとも言え、
現代の経済や資源問題を映す一つのサインとも考えられます。
通常、食品パッケージにおいて色は非常に重要です。
赤=うまみ、黄色=軽やかさ、緑=安心感など、
色は味覚のイメージを補強する役割を持っています。
しかしカルビーの場合は違います。
長年のブランド蓄積により、
消費者の中にすでに
「味の記憶=記憶色」が形成されています。
そのため、色がなくても
「これはあの味だ」と認識できる。
これは企業として非常に強い状態であり、
誰もができる戦略ではありません。
売り場に並ぶ商品の多くは
暖色・高彩度で「目立つ」設計がされています。
その中でモノクロは、むしろ異質です。
つまりカルビーは
目立つために色を使わない
という逆転の戦略を取っています。
これは色彩設計において非常に高度な判断です。
さらに注目すべきは、この施策が一時的である点です。
モノクロ → 話題化 → 再びカラーへ
この流れ自体が、
一つのマーケティングストーリーになり得ます。
つまり今回の試みは
・コスト対策
・ブランド検証
・話題創出
・未来の販促
すべてを含んだ、
極めて戦略的な「色の使い方」なのかも知れません。
私たちは日常的に色を見ていますが、
その背景には必ず「意図」があります。
今回のカルビーの事例は、
色が単なるデザインではなく、
社会・心理・経済をつなぐ“言語”である
ということを改めて教えてくれました。
色を学ぶとは、
見た目を整えることではなく、
“世界の読み解き方を知ること”なのです。
カルビーのポテトチップスが白黒パッケージになった背景には、
「記憶されているブランド」という前提があります。
つまり、
色がなくても“その存在”が認識される状態です。
では、私たちはどうでしょうか。
多くの人は、まだ
「見ただけで思い出される存在」にはなっていません。
だからこそ必要なのが、
色で印象を届けることです。
人は出会って数秒で印象を判断すると言われています。
その中でも、色の影響は非常に大きい。
・肌が明るく見える
・表情が柔らかく見える
・信頼感が増す
これらはすべて、
パーソナルカラーによって引き出されます。
つまり色は、
「自分らしさを最短で伝えるツール」なのです。
カルビーのように
色を削ぎ落としても成立するのは、
・ブランドが確立されている
・記憶が定着している
この状態があるからです。
しかし私たちはまだ、
その段階にいないことがほとんどです。
だから順番は逆。
● まず「自分色」で伝える
● 記憶される
● その先に“削ぐ”という選択がある
パーソナルカラーは
単に似合う色を知るためのものではありません。
それは
「自分という存在を、相手にどう届けるか」
という視点でもあります。
白黒で成立する人になる前に、
まずは自分の色で、印象を届ける。
それが、
自分らしく生きる第一歩なのではないでしょうか。
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