色彩雑学
色彩雑学|垢抜けカラーは定番色から デニムの魅力
スタンダードを覆す、おしゃれデニム
あなたは持っていますか?
デニムはカジュアルスタイルの定番アイテム。
かっこよくも可愛らしくも
ONにもOFFにも
カジュアルにも上品にも
1本で真逆のスタイルを自在に楽しめるのがデニム。
そんなデニムをなんだか無難。
そうならないための断然おしゃれ見えるする選び方を本日はご紹介します。
デニムにもある、似合う色
デニムって誰にでも似合うんじゃないか、
そう思いがちなアイテムですが、実はデニムにもパーソナルカラー別に似合うがあるんです。
定番アイテムだからこそ似合う色と似合う質感・形を選ぶことでこなれ度が断然変わる。
ぜひ、パーソナルカラーの特徴を知って、BESTデニムを見つけてくださいね。
イエローベースのSpring。
☑︎ 暖かみがる
☑︎ 軽やか
☑︎ 透明感のある色
が似合うのが特徴。
明るくて軽やか、そんな色が似合うスプリングさんには黄みがかった明るいブルーのデニムがが調和します。
アクアブルーやラピスラズリ、ライトネイビーのようなクリアなネイビーがおすすめ。
『軽やかさ』がキーワードなので、ステッチの色もアイボリーぐらいの白っぽい色のもが◎。
真面目にきっちり着込むよりも、ちょっと抜け感を出す方が断然おしゃれになるので、バレルレックデニムのようなトレンドのデザインを取り入れることでスプリングさんのパッと明るい発光感がいきるスタイルに。
*バレルレックデニム・・・ルーズなサイズ感に裾に向けてテーパードするカーブシルエットのデニム
デニムに合わせるものも
ふわふわのモヘアのローゲージニットや光沢のあるサテンブラウス、天然素材のカジュアルなものなど
☑︎ 軽い
☑︎ 薄い
☑︎ やわらかい
☑︎ 光沢のある素材
これを意識するとSpringさんらしい軽やかな抜け感のあるデニムスタイルが完成します。
イエローベースのAutumn。
☑︎ 暖かみがある
☑︎ 落ち着き感がある
☑︎ スモーキーな色
が似合うのが特徴。
重厚感のある色が似合うオータムさんには緑みがかったヴィンテージっぽさのあるデニムカラーが調和します。
ティールブルーやマリンネイビー、インクブルーやTHE Denimと言われる生デニムがおすすめ。
ステッチはデニムっぽさがより際立つオレンジ色が◎
遊びを入れるよりも、トラッドな中に”らしさ”を作る方が落ち着いた雰囲気にマッチするので、ストレートデニムのような定番シルエットでオータムさんの艶やかさがいきるスタイルに。
デニムに合わせるものも
ウールやツイード、ムートンなど天然素材で
☑︎ 重い
☑︎ 厚い
☑︎ 硬い
☑︎ 光沢のない素材
これを意識するとAutumnさんらしい、ヴィンテージ感を出したスタイリングで定番デニムの魅力がぐんっと引き立ちます。
ブルーベースのSummer。
☑︎ 清涼感
☑︎ 明るい
☑︎ スモーキーな色
が似合うのが特徴。
落ち着いた上品な色が似合うサマーさんには少し青みがかったグレーっぽさを感じるデニムカラーが調和します。
パワダーブルーやスカイブルー、ミディアムブルーなどの淡いカラーのデニムがおすすめ。
ステッチもデニムとの色差があまりない、デニムに馴染むグレーが◎
カジュアルに落とし込むよりも、フェミニンさを作る方がマッチするので、スカートのように履けるフレアデニムでサマーさんの洗練された雰囲気がいきるスタイルに。
デニムに合わせるものも
シフォンやマットシルク、ケミカルレースなど
☑︎ 軽い
☑︎ 薄い
☑︎ やわらかい
☑︎ 光沢のない素材
これを意識するとSummerさんらしい、上品で洗練されたスタイリングが完成し、カジュアルさを抑えたデニムコーデを楽しめます。
ブルーベースのWinter。
☑︎ クール
☑︎ コントラストがある
☑︎ 鮮やかな色
が似合うのが特徴。
はっきりとした色が似合うウインターさんにはしっかりとした青みを感じるデニムカラーが調和します。
アイシーブルーやネイビーブルー、インディゴのホワイトデニムに近いデニムかしっかりとしたネイビーがおすすめ。
ステッチはデニムと色差をつけた、グレーが◎
デニムにもすっきりとメリハリがある方がマッチするので脚のラインにそう、ストレートデニムで素材にコントラストをつけることで、ウインターさんのクールさが活きるスタイルに。
デニムに合わせるものも
密度の詰まったハイゲージニットや光沢のあるサテン、ベルベットなど
☑︎ 重い
☑︎ 厚い
☑︎ 硬い
☑︎ 光沢のある素材
これを意識するとWinterさんらしい、無駄のないコントラストのあるスタイリングが完成し、クールな印象をさらに際立ててくれるデニムコーデが完成します。
デニムカラーのネイビーは定番色と言われるベーシックカラー。
ベーシックカラーは、コーディネートのベースとなる色です。
持っている服の量はベーシックカラー7: トレンドカラー3がベストバランスとも言われ、どんなアイテムとも合わせやすく、流行に左右されないので長く愛用できるのが定番色。
環境省が15歳以上の男女7000人に調査した結果では、
年間で1人あたり
18着の服を購入し、15着を手放し、
一度も着ないままクローゼットの中に眠る服は35着もあるそうです。
1人あたり(年間平均)の衣服消費・利用状況
環境省サスティナブルファッション引用
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
人が管理できる服の数は100着ぐらい、そう言われています。
それ以上は持っていたとしても、持っていることを忘れてしまったり、それこそ、タンスの奥に眠ったままになっていたり。
似合う色を知ることは、自分にとって本当に必要なものは何か考えるきっかけにもなります。
昨今、一人当たりが購入する衣類の単価が年々下がってきていますが、それと同時にその1着を着る期間も短くなっています。
環境省の調査では今ある服を今年捨てずにもう一年長く着るだけで約3万トンの廃棄削減につながるそうです。
似合う色は、私たちの個性を輝かせてくれるだけではなく
子ども達に紡ぐ未来も輝きます。
新しい年に向かう、12月。
自分の似合うに向き合って、新しい未来をつくりませんか?
似合うを知ることであなたらしく輝く未来があるはずです。
色が人に与える影響は意外にも大きく、
毎日、朝起きてから色を選ぶという「選択」を私たちは無意識に行なっております。
1980年代に日本へ渡ってきたパーソナルカラーを‘日本の国民性’に合わせたパーソナカラーとして
CLE協会は【外見の似合う色と性格傾向の特性】に関するパーソナルカラーを提唱しております。
原稿執筆に関する依頼相談は当協会へお問合せください。色彩学に強い色彩ライターへお任せください。