活動報告

【活動報告】|学校教育関連:堀越高等学校SDGs同好会でミニ体験会を開催

高校生から広がるユニバーサルカラーの輪!堀越高等学校SDGs同好会でミニ体験会を開催

「知る」から「自分たちにもできること」へ。色を通じて考える、誰もが暮らしやすい社会

2026年10月16日(金)

認定NPO法人 色彩生涯教育協会(CLE協会)は、
なかのSDGsパートナーである堀越高等学校SDGs同好会の皆さんを対象に、
「学ぼう!ユニバーサルカラー ~みんなに伝わる色 ミニ体験会~」を、
認定講師の松井ゆかりさんが講師として開催しました。

当日は、生徒14名、顧問の先生3名の計17名にご参加いただき、
クイズや体験ワークを通して、色の見え方の多様性や、
誰もが情報を受け取りやすい色使いについて学んでいただきました。

今回の活動は、今後の協働の可能性を探る第一歩として実施したものです。

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「同じ色」がみんな同じように見えているとは限らない。

私たちは日常生活の中で、
信号機や案内表示、地図、学校の掲示物など、
さまざまな場面で色から情報を受け取っています。

しかし、色の見え方には個人差があり、
年齢や環境によっても見え方が変化します。

ユニバーサルカラーとは、
そうした多様性に配慮し、できるだけ多くの人に情報が正しく伝わる色使いを考えることです。

これは、SDGsの基本理念である「誰一人取り残さない」にも通じる考え方です。

今回の体験会では、特に次のSDGs目標とのつながりを意識しました。

  • 目標4:質の高い教育をみんなに

  • 目標10:人や国の不平等をなくそう

  • 目標11:住み続けられるまちづくりを

色彩の知識を通じて、身近な社会課題を自分ごととして考える機会を目指しました。

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クイズと体験で発見!色の見え方の不思議

体験会では、CLE協会の「ユニバーサルカラーワークブック①~⑤」を活用し、楽しみながら学べるプログラムを実施しました。

  • 「色を見ることを何という?」
  • 「色はどこで作られる?」
  • 「日本人男性の色覚特性は何人に1人?」
  • 「一番目立つ色は、いつでも赤?」
  • 「黄色は明るいほど見やすい?」


    身近な色に関する問いかけから、
    色覚の仕組みや色覚特性、背景色と視認性の関係などを学びました。


特に盛り上がったのは、白と黒の台紙に赤と黄色の丸シールを貼り、
背景によって色の目立ちやすさが変化することを確かめる体験ワークです。

同じ色でも、背景との組み合わせによって見えやすさが変わることを、実際に目で見て確認していただきました。

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また、顧問の先生には色弱模擬フィルタ「バリアントール」を体験していただき、
生徒の皆さんにはハザードマップなどの資料を通して、色覚特性による見え方の違いをご紹介しました。

単に知識を覚えるのではなく、
「なぜ、この色使いでは伝わりにくいのだろう?」と、考えることを大切にした時間となりました。

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協力|タカラサプライコミュニケーションズ株式会社
活用ツール|バリアントール

高校生から生まれた「やってみたい!」という声

講座開始時には、「ユニバーサルデザイン」という言葉を知っている生徒さんはいたものの、
「ユニバーサルカラー」について知っている生徒さんはいらっしゃいませんでした。

しかし、講座後のアンケートでは、色の見え方が人によって異なることへの驚きや、
身近な社会の中に色覚特性のある方がいることへの気づきが多く寄せられました。

さらに、「やってみたい!」という前向きな意見も生まれました。

  • 「文化祭のポスターや発表スライドに、ユニバーサルカラーを取り入れてみたい」
  • 「色覚特性のある方や高齢者の色の見え方について、もっと調べてみたい」
  • 「小学生にもユニバーサルカラーを伝える活動に挑戦してみたい」

    ※上記はアンケートで寄せられた意見の要約です。


学んだ知識を自分たちの学校生活に取り入れるだけでなく、
さらに誰かへ伝えようとする発想が生まれたこと。

それこそが、今回の活動の大きな成果です。

「学ぶ側」から「伝える側」へ。高校生とともに広げる色彩教育

色彩教育には、知識を身につけるだけでなく、他者への理解を深め、社会をより良くする行動につなげる可能性があります。

今回の体験会を通して感じたのは、高校生の皆さんが持つ柔軟な発想と行動力の素晴らしさです。

私たち色彩の専門家が持つ知識や経験と、
高校生の皆さんの自由なアイデアが組み合わされば、
学校内の掲示物の改善や、地域への啓発活動、小学生に向けた学びの機会づくりなど、さまざまな展開が考えられます。

今後は、生徒の皆さんの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、
SDGs同好会との協働の可能性を探っていきたいと考えています。

色を学ぶことが、誰かを思いやるきっかけになる。

そして、その学びが次の誰かへと広がっていく。

そんな色彩教育の可能性を感じる、実りある体験会となりました。

講師の感想

今回の活動で特に印象に残ったのは、
生徒の皆さんが初めて知ることに驚き、興味を持ち、
さらに「自分たちにも何かできるのではないか」と考えてくださったことです。

短い時間ではありましたが、
学んだことを自分たちの活動に活かそうとする姿に、若い世代ならではの大きな可能性を感じました。

色彩の専門家として知識をお伝えするだけでなく、
生徒の皆さんの発想から私たち自身も新たな気づきをいただきました。

今回の出会いを大切にしながら、
一人ひとりの「やってみたい!」という思いを、未来につながる活動へと育てていければ嬉しく思います。

堀越高等学校SDGs同好会の生徒の皆さん、
顧問の先生方、このたびは貴重な機会をありがとうございました。

また、ご縁をつないでくださった中野区の皆さまにも、心より感謝申し上げます。

【活動概要】
活動名:学ぼう!ユニバーサルカラー ~みんなに伝わる色 ミニ体験会~

実施日:2026年10月16日(金)
対象:堀越高等学校SDGs同好会
参加者:生徒14名・顧問教員3名(計17名)
実施団体:認定NPO法人 色彩生涯教育協会(CLE協会)
講師:松井ゆかり
関連活動:Color Bridge Project/学校色彩教育/ユニバーサルカラー普及活動

学校・教育関係者の皆様へ

CLE協会では、学校・PTA・教育委員会等を対象としたユニバーサルカラー研修・体験講座を実施しています。

色覚特性についての基礎知識だけでなく、学校で実際に使われる教材や掲示物、防災情報などを題材に、教育現場で活用できる「伝わる色の使い方」を体験的に学びます。

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