活動報告

【活動報告】|学校教育関連:京都市立待鳳小学校にて教職員向け「ユニバーサルカラー研修」を実施しました

認定NPO法人 色彩生涯教育協会(CLE協会)は、京都市立待鳳小学校にて、教職員の皆様を対象とした「ユニバーサルカラー研修」を実施しました。

講師を務めたのは、CLE協会 京都SDGs担当の片岡直子さんです。

当日は約20名の教職員の皆様にご参加いただき、質疑応答を含め約1時間にわたり、色の見え方の多様性と、学校生活の中でできる具体的な配慮について学んでいただきました。

「見えている色は、みんな同じ」とは限らない

研修では、色覚特性のメカニズムや言葉の整理からスタート。

実際のケーススタディを通して、見分けにくい色の組み合わせや、学校生活の中で起こり得る「色による分かりにくさ」について考えました。

さらに、

・色覚特性のメカニズムと言葉の整理
・見分けにくい色を考えるケーススタディ
・学校生活における工夫と対応策
・色覚検査の歴史と就労
・色弱模擬フィルタ「バリアントール」の紹介・体験

など、知識だけでなく、明日から教育現場でどのように活かせるかを大切にした内容で実施しました。

「ユニバーサルカラーの知識を持つこと」が、寄り添うための第一歩

研修後には、先生方から大変印象的なお言葉をいただきました。

「『多数派と少数派の見え方の違い』を知ることは、学校教育でマイノリティを取り残さないという信念に通じると感じた」

「正しい知識がなければ、いくら気持ちがあっても子どもに寄り添えない。今回知ることができて本当によかった」

とのご感想をいただきました。

色の知識を学ぶことは、「正しい色を選ぶ」ためだけではありません。

自分とは違う見え方があることを知り、その人にとって情報がきちんと伝わっているだろうか、と想像すること。

それも、CLE協会がユニバーサルカラー教育を通して届けたい大切な学びの一つです。

約8割の先生方が「バリアントール」を体験

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研修終了後には、色の見分けにくさを体験するための色弱模擬フィルタ「バリアントール」をご紹介しました。

「ご興味のある方はぜひお試しください」とご案内したところ、約8割の先生方が体験されました。

野菜や防災マップなどのサンプルを見比べながら、深い赤と緑の見分けにくさや、避難情報などにおけるカラーユニバーサルデザインについて体験。

先生方からは、普段何気なく見ている色が、人によっては情報を読み取る際の障壁になり得ることに、驚きの声が上がりました。

※バリアントールは色覚を検査・判定するものではなく、一般色覚者が色の見分けにくさを体験し、カラーユニバーサルデザインについて考えるための教育・啓発ツールです。

協力:タカラサプライコミュニケーションズ株式会社

子どもへの色彩教育から、先生方への色彩教育へ

CLE協会ではこれまで、全国各地の学校で子どもたちを対象とした色彩教育を実施してきました。

そして今後は、子どもたちへの授業だけでなく、日々子どもたちと接する教職員の皆様に「色の見え方の多様性」を知っていただく活動も広げてまいります。

掲示物、板書、教材、グラフ、地図、防災情報――。

学校には、たくさんの「色による情報」があります。

色だけに頼るのではなく、文字・形・記号・明度差などを組み合わせることで、より多くの子どもたちに情報を届けることができます。

「自分には見えている」から、
「相手にはどう見えているだろう?」へ。

色彩教育を通して、誰も取り残さない、よりやさしい教育環境づくりに貢献してまいります。

京都市立待鳳小学校様活動に当日の様子を掲載していただきました。
https://cms.edu.city.kyoto.jp/100601/weblog/135742059?tm=20260825172506

講師|片岡直子
認定NPO法人 色彩生涯教育協会
京都SDGs担当

ありがとうございました。

学校・教育関係者の皆様へ

CLE協会では、学校・PTA・教育委員会等を対象としたユニバーサルカラー研修・体験講座を実施しています。

色覚特性についての基礎知識だけでなく、学校で実際に使われる教材や掲示物、防災情報などを題材に、教育現場で活用できる「伝わる色の使い方」を体験的に学びます。

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