活動報告
【活動報告】|学校教育関連:私立敬愛小学校5年生へ「ユニバーサルカラー体験出張授業」を実施しました
今回の授業を担当したのは、CLE講師の平井芳香さん。渡邉あずささんのサポートのもと、子どもたちが「色の見え方は、みんな同じではない」ことを体験しながら学び、誰にとっても伝わりやすい色の使い方を自分たちで考える授業を行いました。
1時間目は、5年生2クラス44名が参加。
CLEオリジナル冊子
『学ぼうユニバーサルカラー みんなに伝わるWORK BOOK』
を一人1冊ずつ配布し、クイズ形式で学習しました。
「色を見る働きとは?」
「赤はいつでも一番目立つ?」
「黄色は明るければ明るいほど見やすい?」
身近な色をテーマに問いかけることで、子どもたちは楽しみながら、色覚の多様性や加齢による見え方の変化、伝わりやすい色の使い方について考えていきました。
講師からの復習の問いかけにも、子どもたちから次々と答えが返り、当初の「5年生には少し難しいのでは」という心配を超える高い理解度が見られました。
2時間目には、さらに色彩に興味を持った9名が参加。
学んだ知識を使って、より見やすく、区別しやすいグラフへ改善するワークにも挑戦しました。
色だけを変えるのではなく、
「模様を変えたら?」
「形でも分かるようにしたら?」
「もっと差をつけたら?」
など、子どもたち自身からさまざまな工夫が生まれ、たくさんの「伝わるグラフ」が完成しました。
参加した児童の皆さんは、後日行われる学習発表会でも、今回学んだことを発表する予定です。
授業では、黄色いフィルターを使用したメガネによる「黄変の疑似体験」も行いました。
いつも見ている色がフィルターを通すことでどう変化するのか。
子どもたちから驚きの声が上がり、
「自分には見えていても、ほかの人にも同じように見えているとは限らない」ことを体験から考える機会となりました。
今回の授業では、CLE協力企業であるタカラサプライコミュニケーションズ株式会社の色覚多様性対応ツール「バリアントール」も活用しました。
校長先生と担当の先生にも実際に体験していただき、
「景色が全然違う」
「赤が見分けにくい」
など、普段とは異なる色の見分けにくさに驚かれる場面がありました。
バリアントールは、特定の方の実際の見え方そのものを再現するものではありませんが、
色の組み合わせによって生じる「見分けにくさ」を体験し、ユニバーサルカラーを考えるきっかけとして活用しています。
CLEでは、こうした企業との連携を通して、知識として学ぶだけではなく、
「体験する→気づく→考える→工夫する」色彩教育を学校現場へ届けています。
協力|タカラサプライコミュニケーションズ株式会社
活用ツール|バリアントール
ユニバーサルカラーの学びで大切なのは、「この色が正解」と覚えることではありません。
自分と相手では、同じものでも違って見えているかもしれない。
そのことに気づいたとき、
「では、どうすればもっと伝わるだろう?」
と相手の立場から考えることができます。
色の見え方の違いを入口に、子どもたちの中に、
「違いを知り、認め、工夫する力」を育てていくこと。
CLEはこれからも、学校・企業・地域の皆さまと連携しながら、ユニバーサルカラーの学びを全国へ届けてまいります。
実施概要
実施校:私立敬愛小学校(北九州市)
対象:小学5年生
1時間目:2クラス44名
2時間目:希望児童9名
担当講師:平井芳香
サポート:渡邉あずさ
教材:『学ぼうユニバーサルカラー みんなに伝わるWORK BOOK』
協力:タカラサプライコミュニケーションズ株式会社
CLE協会では、学校・PTA・教育委員会等を対象としたユニバーサルカラー研修・体験講座を実施しています。
色覚特性についての基礎知識だけでなく、学校で実際に使われる教材や掲示物、防災情報などを題材に、教育現場で活用できる「伝わる色の使い方」を体験的に学びます。
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